2015年10月8日木曜日

タイムマシンがないのなら

本日Twitterのタイムラインを賑わせていた、
ニコニコ生放送「日本囲碁界の未来を語る会」のタイムシフトを
先ほど見終わりました。

…一度見ただけでは殆ど内容が頭に入らなかったのですが、
気になったコメントについて、(あくまでも下っ端の個人的な)
感想を書いてみようと思います。



■コメントその1:「子供に囲碁を押し付けるな」

もちろん、自発的に囲碁を好きになってもらえるなら、
それが一番だと思います。

しかし、両親とも囲碁が打てて、緑星学園に通わせて頂いた席亭と違い、
子供時代の下っ端には、囲碁に親しむ機会が全くありませんでした。

不惑を過ぎてから囲碁を覚えようとしている下っ端がいつも思うのは、
  「子供の頃に基礎だけでも学べていたらなあ」
ということです。


「琴棋書画」と並び称される教養のうち、現在、義務教育で取り入れられて
いないのは囲碁だけです。

図画工作苦手、学校の音楽つまんなーい、そういう子も中にはいる
ことでしょう。でも、それは教育の押しつけでしょうか。


まずは出会う機会を作ること、それが大事ではないかと思うのです。
(それが、うーんと楽しい出会いになったなら、もっと素敵)

囲碁って面白いな!と思ってくれたら続くでしょうし、
興味が沸かなければそれまでのお話。

今は興味がなくても、大人になって改めて囲碁を打ってみたく
なった時、子供の頃の手続き記憶が役にたったりとかしたら、
それも素敵。

こどもにとって何が必要となるかは分かりませんが、
義務教育と言う平等に与えられる機会ならば、
選択肢は多いほうがいいに決まっています。

…成績が絡んでくるのは世知辛いことですけれど。


まあ、これはもう、ただの囲碁好きからの視点かもしれませんね;
自分がこどもの頃に出会えなかった機会を持たせてあげたいという、
ただの我儘かもしれません。



以前Twitterのタイムラインで子供囲碁教室をされている方の統計を
見たのですが、初段突破の対局数ラインは、大体一千局くらいでした。

計算が苦手なので正確ではないと思いますが、お休みの日などを
適当に除くと、週に大体20局くらい打てたら、1年で初段さんくらいになる…
ような気がします。

初段あれば、テレビやネットの棋戦中継の解説も理解できます
でしょうし、楽しくなる一方ではないでしょうか。

大人になっても一緒に打てる仲間がいたらもっと楽しいでしょうし、
パートナーやこどもと打てたら、もっともっと…。

そうやってどんどん裾野が広がっていったらいいのになあ!


当サロンは、一般社団法人 全日本囲碁協会という団体の会員です。

全碁協では、囲碁を小中学校の正課に取り上げて頂くため、
年内いっぱいまで10万人を目指しての署名活動中です。

趣意書ならびに署名用紙は全碁協のサイトからダウンロードできますので、
ご賛同頂ける方は、ご協力のほど何卒お願い致します。



■コメントその2:「碁石を、もふもふにしたらいいじゃない」

何それ可愛い。作って…みたくなってしまうじゃないですか!


■ラストの「1分間で思いのたけをぶちまけようのコーナー」

…そんな名前はついていなかったかもしれませんが、
当サロンでこども教室をされているI先生や
十三路盤大会主催の政光さんのお顔を画面越しに拝見できて
嬉しかったです。

ああいう場所で発言できるって、ものすごく勇気があるなあ…。


(author:下っ端)


本日は絵を描く時間が取れませんでしたので、ニコ生用に作った
放送準備中の看板絵を貼っておきます。話題に関係のない画像ですみません;


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